皆様、こんにちは！
海のアートギャラリー、ocean Dayでございます。

10月も後半に差し掛かり、秋の深まりを肌で感じる日々ですね。
秋の風が少し冷たくなり、落ち葉が川や池に舞い落ちる季節です。
静かな水面を覗き込むと、ふと鮮やかな魚たちの姿を思い浮かべたくなりませんか。

今日は、秋だからこそ映える、熱帯魚の色彩や温もりを感じられるアートをご紹介します。
どうぞ最後までお付き合いくださいませ。

熱帯魚が紡ぐ、色彩の癒し

熱帯魚は名前の通り、熱帯地域に棲む魚を指します。
熱帯魚を飼育する際は、水温は25〜28℃前後が理想といわれています。
秋になると外気温が下がるため、水槽ヒーターなどで温度管理が大切になります。

熱帯魚といえば、カラフルな体色が特徴です。
この鮮やかな色は、光の加減や水質、餌、繁殖期によって微妙に色が変化することもあるのだとか。
ネオンテトラ（青と赤のコントラスト）や グッピー（尾びれの模様が多彩）などが特に有名で、
冷たい水中で、宝石のように輝く姿には思わず見とれてしまうほどです。

色彩豊かな熱帯魚は、冷え行くこれからの季節に温もりと癒しを私たちに与えてくれます。
熱帯魚の色彩を彷彿とさせる、カラフルでどこか叙情的なアートをご紹介いたします。

秋の空気が少しずつ冷たくなる頃、ファビアン ラヴァター（Fabian Lavater）さんのアートは、
心に柔らかなぬくもりを届けてくれます。
スイス出身のサーフアーティストである彼は、熱帯魚を直接描くことは少ないものの、
その作品には、熱帯魚のように鮮やかで穏やかな色の世界が広がっています。

『Surfers Dream』は山々や海、空といった自然の風景がモチーフ毎に異なるカラーで表現されています。
透き通ったカラーリングは、熱帯魚のカラフルな体色を思わせます。

ファビアン ラヴァターさんの作品には、淡いサンドベージュが多く取り入れられているのも特徴です。
ざらりとした素朴な質感は、カラフルな色使いでありながら派手さを感じさせず、どこか心に安定感を与えてくれます。
熱帯魚のように自由に回遊するかのような、心地よい感覚も味わえるのではないでしょうか。

秋の風情をより感じさせてくれる、叙情的なファビアン ラヴァターさんのアート。
ぜひ、ゆっくりと眺めながらその世界に浸ってみてください。

揺らめく光の中に熱帯魚の美しさを感じて

熱帯魚は水槽の照明や自然光の反射で色が変わるため、光の存在も重要になります。
秋は日差しが柔らかく、低い角度の光が美しい陰影をつくる季節なので、水槽の中にいる熱帯魚をより美しく見せてくれます。
そのような情景を彷彿させてくれるようなアートを多く描いている、ローラ ブラウニング（Laura Browning）さんの『Rising Tide』をご紹介いたします。

ローラ・ブラウニングさんのアートは、透明感の中に宿るぬくもりが印象的です。
あたたかな日差しを感じられるような、光の表現が非常に繊細に組み込まれています。

もしこの美しい海の中を、カラフルな熱帯魚たちが気持ちよさそうに泳いでいたら――。
透明な水と鮮やかな魚たちのコントラストが、忘れられない景色と時間を生み出すことでしょう。

『Rising Tide』はローラ ブラウニングさんのアートの中でも、特に濃いブルーが使われているのが特徴です。
淡く薄いブルーからのグラデーションが奥行感を引き立たせ、あたたかな光と柔らかな質感も感じられます。

まるで熱帯魚たちが戯れる海中を切り取ったかのような、透明感が感じられます。
描かれているのは水面のみですが、不思議と青のグラデーションの中に生命力と静けさが共存しているように感じられますよね。

熱帯魚のように、こんなに美しく透明感に溢れた海の中を自由に泳いでみたくなります。
青の深みの中で、熱帯魚たちとともに漂うような穏やかさを味わってみてください。

いかがでしたか。
ocean Dayのアートを通して、秋の移ろいをより深く感じていただければ幸いです。

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